最近の研究から、口腔の状態が、糖尿病、腎臓病、心筋梗塞、さらには認知症などの全身の疾病にも深く関係していることが明らかになってきています。また、入院患者への積極的な口腔ケアで在院日数や合併症を減らせ、さらに、口腔ケアにより、高齢者の誤嚥性による肺炎を防ぐことなども分かってきました。このように、歯と口の健康を保つことは、命を保つことにも関わっており、全身の健康維持・増進の鍵として注目を集めるようになってきました。
「口の中を清潔に保つ」口腔ケアの重要性が、11月28日(金)に宮崎日日新聞、12月1日(月)にはNHKの「クローズアップ現代」にて報道されました。マスメディアが、「歯と口の健康維持が、全身の健康維持・増進にも関係する」ことを報道することにより、多くの方が、歯と口の健康、特に口腔ケアに関心を持っていただけるのではないでしょうか。
歯と口の健康を保つことの重要性が言われている今、歯と口の健康に関わる専門職である「歯科衛生士」の認知度がさらに向上し、「歯科衛生士」を目指す方が増えることを願っています。